富士通FIPのシステム、JTBで障害発生

今回の障害は、顧客の一人がJTBたびたびバンクの積み立てに対して年間100回を超える入出金を繰り返したことで発生した。JTBによれば、同社はシステム開発時に富士通エフ・アイ・ピーに対して、入出金の回数を無制限にするよう要請した。ところが富士通エフ・アイ・ピーは「入出金の上限を誤って99 回と設定していた」(JTB広報部)。

このため、指定口座への入出金が100回を超えたところ、すでに積み立て期間の満了していた2071人のフラグを外してしまう障害が発生。12月 12日に、積み立て期間が満了した顧客口座からも引き落としてしまった。同日に顧客からJTBに対して指摘があり、異常が判明した。

JTBはトラブルの処理費用を富士通エフ・アイ・ピーに請求する予定。JTBたびたびバンクの顧客数は合計で約7万8000人という。

ホントにね、なんでこんなにトラブルが発生するのかってのを、富士通はグループ全社を上げて真剣に考えないといけない時期だと思う。以前あったHDD障害とは内容が違うもの。

私が望んで富士通と一緒に仕事をすることはもうないんだけど、それは以前発注していた当時に痛い目を見たから。人材的にも組織的にも「富士通はダメだ」と思わせるだけのものがあったもの。度重なる凡ミス続きでまるっきり信頼できなくなった。客がそう思っちゃってるんだから、少なくともひとりはそう思ってるのは事実だ。

私の経験に限られることだけど、なんと言っても、確認を取らずに独断で仕事を進めてしまってるのがアウト。チェック機能がそもそもないんだとしか思えない。全員が全員そうじゃないんだとしても、末端ではなく幹の方でそういう人物がいたら、トラブルが発生しない方がまれじゃないかと思う。
発注者側にも問題があるケースもあると思うけど、それをコントロールするのが請負の仕事じゃなかろうか。少なくとも客が望むものを提供できなきゃ、請負の仕事としては失敗だよ。

とにかく本気で修正しないと、もっと大きなトラブルだって発生させちゃうと思うよ。