画面キャプチャを使った文書作り
※以下、知っている人には当たり前の話。
ユーザ向けのマニュアルなんか作るときは、画面キャプチャを取って文書作成することが多い。
で、これが画像から画像への矢印とか、コメント書いたりとか、画像作成で結構な手間を要することも多くなる。
そんでもって、一度作った画像の元ネタ(加工前のキャプチャ画像)はいらないから削除しちゃうんだけど、あとになって修正依頼が来たりするともう一回キャプチャからやり直すはめになる。しかも、日付が入っている画面だと、関連する画像はみーんな取り直し。
これを防ぐ方法としてお奨めなのが、Excelを使う方法。
画面キャプチャを取ったら、全部Excelブックに貼り付ける。順番に。Sheet1がいいだろう。
Excelブックに貼り付けたら、別のシートに使う分だけコピーして、そこで加工する。
ついでに書くと、よく使う矢印とか吹き出しとかのオートシェイプやクリップアートは、Sheet2などに貼り付けておくと後の作業がらくだったりする。
素材の準備ができたら加工をするためのSheetにコピーして適宜加工する。
できあがったらWordに貼り付けるわけだけど、Excelでグループにした画像は、そのままだとWord上で変な風に貼り付いてしまう。レイアウトを「行内」にしたくてもできない。
そこで、ペイントやirfanviewなどの画像加工ができるソフトの出番。一度画像加工ソフトに貼り付けてから切り取る。こうすると図だろうがクリップアートだろうがオートシェイプだろうが、まとめてひとつの画像にできる。※当然だけど分離はできない。
ペイントは手軽なんだけど、文字は結構劣化して読みにくくなってしまうので、文字を読みやすくしたければirfanviewがお奨め。
加工が終わったExcelブックは名前をつけて保存しておくと、あとで修正しなければならなくなったときに便利だ。
この方法のいい点は、文書作成を後回しにできることだ。
経験上、インストールマニュアルを作るときが特にやりやすかったんだけど、キャプチャを取りつつ先へ先へ進めることができるので、キャプチャも自然と順番に並んでくれる。
それと、この方法に慣れていると、たとえばエラーやバグが出たときにキャプチャをそのまま渡すのにも使えるので、問題箇所に○をつけたり、コメントを入れたりも非常にやりやすい上、計算式やデータも入れられる。何より、ひと括りにしてまとめて保管できるのがよい。
画面キャプチャ一枚で事足りてしまうことも多いんだけど、この方法に限定してしまうと管理が非常に楽なのである。