加害者の元少年に関して
- 児童殺傷の加害元少年と面会の様子、両親が手記公表 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040311i314.htm
- 加害者の元少年仮退院「あのころの自分、幻のよう」 http://news.fs.biglobe.ne.jp/social/ym20040310i105.html
- 加害者少年の父親の談話全文掲載 http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-040310-0023.html
正直に言えば、凶悪犯罪者が更生するというのはなかなか信じられません。昔は信じていましたが、今は違います。世の中には、根っからの悪人もいることを知りましたから。
しかし、根っからの悪人ではない「普通の人間」が凶悪犯罪に手を染める背景には、他人には計り知れない何かがあるんだろうという気もしています。自分を取り巻く環境とうまく折り合いが付けられなかったり、虐待に見えない虐待を受けていたり、愛のある教育を受けていなかったり…。そういう環境の中にいてどういう感情や思考を持つのか、私にはわかりません。同じ境遇を味わったものにしか共感できないものなんだろうと思います。
記事を読むと、人間は本当に変わることがあるんだと感じます。崩壊したと思われた家族が、辛い現実を糧に絆を取り戻すことがあるのだと。
彼を許してはいけないという人もいるでしょうし、同じ地域で生活したくないという人もいるでしょう。私だって、この記事を読んだだけでは何も信じられません。だから、これからが更生へ向けての本当のスタートなんでしょう。庇護者がいるにしても、世間の荒波は更生しようとする者に容赦ないでしょうから。
でも、真実、更生できるものなら、それに耐えて欲しいと思います。