言霊

佐藤富雄さんの著書によく書かかれているけど、口癖や愚痴など、自分の言葉によって自分が受けてしまう影響はけっこう大きいものがあると思う。私は体験的にそう感じている。
で、普段口にするフレーズは、意識して変えていかないとあまり変わらない。もちろん変わる機会があれば自然と変わる時もあるだろう、機会を無駄にしなければ。しかし、機会が無ければやっぱり変わらない。だから(確実に変えていくためには)「意識して変えていこう!」という機会を自分で作らないと、ただ待ってるだけで何も変わらない状態が続いてしまう。

私はポジティブ・シンキングってのはよく知らないんだけど、物事をポジティブに受け止める方が総じて良い方向に行くと思っている。

  • 事物に対する各個人の評価は、各個人の自由である
  • 人は事物の評価を積み重ねて“世界観”を構築する

という前提で考えていて、できるだけ気持ちよく生きたいから、良い世界観を持って生きたいと思っている。私には短くないスパンで良い世界観を持てなかった時期があって、それを楽しいとか気持ちよいとは思えなかったから。

ずっと以前の職場で、同僚(後輩)が「どうせ」とか「しょせん」という言葉をよく使っていて、非常に不愉快に思ったことがある。その同僚は一人前の口をきき、他人を評価することに一所懸命で、仕事は常にいい加減だった。詰めが甘く、確認をしないのだ。スキルだけで言えば元々できないヤツではなかったが、他人に「しょせん」と言われても仕方の無い仕事ぶりだった。

私はこの経験をとても重視していて、これ以降、他者のよく使うフレーズに注目する癖がついた。重箱の隅をつつく様に逐一チェックしているわけではないが、耳に付くフレーズには敏感になる。どんな影響を与えるのだろうか、と。

「人は易きに流れる」というけども、同様に、「人は普段使うフレーズに流される」とも言えるだろう。

でまあ、こんなページも見つけた。

とても恥ずかしがりすぎて、自分の欲しい物を表現できない人は、不思議なことになかなか欲しい物を手に入れることができません。言葉の力にはすごいものがあります。

この2日の間に気付いたこと。それは

別に
普通に
特別なことはなく
わからない
仕方がない

という言葉を使うと、欲しいものが手に入りにくくなるということ。
http://www.counselingstyle.com/blog/archives/000031.html

気をつけたい。