愛されてお金持ちになる魔法のノート

愛されてお金持ちになる魔法のノート

愛されてお金持ちになる魔法のノート

ついさっきコンビニで見かけた。パラパラとめくった程度だけど、この著者のほかの本を読んだことがあり、この本もいい本だと直観した。…読み手次第ではあるが。
「うまくいかない」とか「自分ばかり損をする」と思ってる人に薦めたい本。
口癖=考え方のベースになっている言葉…と考えると、言葉による思考の影響は計り知れない。その辺りをわかりやすく書いてある本だと思って間違いない。
考え方のベースと書いたけど、別の言い方をすれば、それは物事に対する自分なりの評価でもある。「無理だ」と評価するよりも「不可能ではない」と評価した方が、より建設的に考える余地を持てる。「不幸だ」「損した」と思えば不幸にも損にもなるが、「幸せだ」「得した」と思えば、得られる何かはきっと見つけられるはずだ。否定的な言葉を日常的に使っていると、得られるはずの貴重な経験や考え方を見落としてしまうだろう。
レビューを読むと思いっきり否定的な意見もあるが、そういう方はひとつの体験から複数の経験を得ることができない人ではないかと思う。「思い通りの人生」という表現も、変に解釈しているのではないかと思う。自身の「思い通り=望むこと」を把握できてる人って、意外と少ないようだし。
本の中で良いなと思ったのが、「過去を全肯定する」ことが「幸せな人生」「思い通りの人生」のために必要だと書かれていた点。今につながる過去の一切を肯定(ああいうことが起きてかえって良かったんだ、とか)できなければ、今を全肯定することはできない。まじめに使えば、自己の記憶や体験を再評価する機会を与えてくれる一冊になるだろう。