情報窃盗の強い味方

カメラ付きの携帯電話やPHSがあれば確かに情報窃盗はしやすいわけですが、メモリが少ないんですよね。だから判読可能なクオリティの画像となると何枚も撮れない。
でも、このアダプターを付けたデジカメがあれば、高機能のデジカメで撮影して、そのままアップロードやメール送信が可能なわけです。この製品以外にも、通信機能付きのデジカメはあるみたいですね。リコーとか。
で、こんなの持ち込まれたら、持ち出し禁止の紙の情報だろうが部屋のレイアウトだろうが、金庫の場所だろうが、画像でバッチリ漏洩されちゃう可能性があるわけですよ。
だからまあ、私物のデジカメなんかは持ち込み禁止にしないとやばいなと思うわけです。…が、それと同じ危険性があるからといっても、なかなか携帯電話の持ち込みは禁止しにくいですよ、ええ。禁止しちゃうと、急ぎの用がある時に連絡取れないし。それを理由にさぼるヤツだっているだろうし。
いやちょっと前はね、「カメラ付き携帯電話の持ち込み禁止」にしたいと思った時期もありましたけどね。でも、カメラ付きが普通になっちゃった昨今、カメラ無しだと低機能のモデルしか選べないんですよねえ。まったく困りものですよ。
「情報窃盗を助けるための製品ではない」という批判が聞こえてきそうな気がするので、念のため追記。
情報窃盗を助ける意図はなかったとしても、容易にさせる要素があるのは事実ですよね。事実は事実として、やっぱ認めないといけないと思うわけです。使う側のモラル次第で悪用しようと思えばできちゃうわけで、夜間撮影用の機能を使って日中に撮影したら服が透けちゃった機能と似たようなもんじゃないかと思います。あれは元々の用途以外に使えないように機能制限されたけど、これは機能制限しちゃうとかなり利便性が下がっちゃうところが違うけど。