三菱の替え歌

以下の替え歌、三菱社内イントラ掲示板に、誰かが投稿したものだそうです

歌♪ 尾崎豊 「卒業」より
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会社の影  新聞の上  書きこまれる記事 不祥事とリコール隠し  報じていた 財務危機になり 占拠率のいつもの席を譲り 何に従い 従うべきか考えていた ざわめく社員 今 ここにあるものは 意味なく思えて とまどっていた 数年後 また焦げつき 経営は闇の中 挫折 頭にうかべ 彷徨い歩いた 笑い声とため息の飽和した社内 プロジェクトの予算規模を 競いあった 卑屈な心 聞かれさえすれば メディアにも大げさにしゃべり続けた 調子よく ターンアラウンドなんて 出来やしなかった 古い文化 言われるがままに壊してまわった 従い続け あがき続けた 早く黒字になりたかった 信じられぬ外人との協業の中で 許しあい いったい何 解りあえただろう うんざりしながら それでも過ごした ひとつだけ 解っていたこと この支援からの 卒業 誰かの自慢の話に みんな熱くなり 自分がどれだけエライか 言いたかった 英語だけで有能だと 頑なに信じて 定時退社は負けることと言いきかした 上司にさえ 強がって見せた 時には社会倫理守らなくても やがて誰も故意に満ちた 嘘の言葉と ふそうの嘘 それだけに心乱された 生きる為に 計算高くなれと言うが 企業としてのまっすぐさを強く信じた 大切なのは何 認めることと 生きる為にすることの区別迷った まじめまじめまじめなんて クソくらえと思った 顧客との 信頼関係壊してまわった 偽り続け 欺き続けた 早く健全になりたかった 信じられぬ役員との馴れ合いの中で 許しあい いったい何 解りあえただろう うんざりしながら それでも過ごした ひとつだけ 解ってたこと この支配からの 卒業 卒業して いったい何変わると言うのか 借金のほかに 何が残るというのか 社員は誰も縛られた かよわき子羊ならば 会長あなたは かよわき会社の代弁者なのか 俺達の怒り どこへ向うべきなのか これからは 何が俺を縛りつけるだろう あと何度自分自身 転職すれば 本当の居場所に たどりつけるだろう 仕組まれた茶番に 誰も気づかずに あがいた日々も 終る 日本市場からの 卒業 業界からの 卒業 そして近い未来 廃業

良く出来ている歌ですが、これを社内のイントラに投稿するとは・・・
結構、剛の者がいるものですね。

社員にまったく罪が無いとは言えないだろうなあ。だからと言って、全員がリコール隠しの事実を知っていたわけでもないだろう。だとしたら、知らなかった人はそれこそやり切れないだろうと思う。
でも…イントラの掲示板に書き込んだ人は、本当に知らなかったんだろうか? 整備に携わっていた人たちは知ってたはずだし、設計やってた人も知ってたはずだ。昨日今日入った新入社員ならともかく、知らなかったわけがない。
剛の者? そう、剛の者かも知れない。しかし…。
購買客・従業員とその家族・取引先、それから運転者や同乗者を含めた事故に遭った人たち。今回の三菱自動車は、関わったすべての人を不幸にしていると言っていい。なのに、この替え歌を作った人はそこをまったく見ていないと思う。
そこが変わらない限り、何度転職しようが居場所なんか見つからないだろう。こういう人がいる限り、企業体質が改まることはないと思う。
ただの替え歌なんだし、本気でこう思っているのではない…としてもだ。*1

*1:尾崎豊の「卒業」を替え歌にするところが、なんかもう責任転嫁バリバリな感じだし。