投票しなくても結果は同じ・・・か?

結果だけ見れば同じかも知れません。だけど、これはちょっと暴論だと思うなあ。
●統計の部分について
わからないじゃないですが、「こうなった」と「こうなるはず」はイコールじゃないですよね。偏りが無いとは言えないので、やってみないとわかりません。やった結果がやっぱり同じだったとしても、それはたまたまそうなっただけで、全体の結果がわかるわけではなく、予測が立つだけです。
Yasさんご自身もおっしゃってますよね、「国民の数パーセントをランダムに抽出し、その人だけに選挙権を与えて投票を行っても、選ばれる代表者は同じだろう。」って。
●義務
選挙の話じゃなければ「こうなるはず」レベルでもいいかも知れませんけど、選挙は別じゃないでしょうか。なんせ、国民の義務ですから。ほら。

この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
拘束力は低いですが、それでも憲法に定められた義務です。正当な権利を守るための戦いですよ、これは。
Yasさんは投票に行かれたかも知れませんが、azmaさんに同意されてたのでもしかして行ってないかも知れません。azmaさんはもちろん行ってないでしょうね。
先回りして言っておくと、罰則はないですが*1、「罰されないので義務でもやらない」ってのは義務に対する考え違いだと思います。義務は権利とワンセットです。だから義務を放棄するなら、権利も放棄しなければなりません。
●行かない理由の述べ方と棄権の仕方について
それから、文句を言うときのルールってあると思います。やるべきことをやってから、少なくともやろうと努力してから文句を言うべきじゃないかと思います。
社会のルールを守れるから社会人として認められるわけで、そもそもルールを守ろうとしなかったら社会人としては不適格じゃないでしょうか。文句があるなら投票にきちんと行ってから言うべきでしょう。
たとえ理屈が正しくとも、現在のルールを守らない人が新しいルールを守る保障はありません。守る努力すらしていませんから。行かない言い訳をしているに過ぎない・・・と言うことでしょう。
棄権するなら、投票所に行って棄権票(無効票)を投じるのが筋です。
●文句を言ってはいけない
たしかに一票は軽く見えます。が、たとえ軽くとも、やるべきことをやって文句を言うのが筋です。やるべきことをやらずに、文句を言ってはいけないでしょう。なので、投票に行かなかった人は、たとえどんな悪法が施行されようと、それでどんな不利益を被ろうと、文句を言ってはいけない。国や政治家が悪い前に、行かなかった人が悪い。
それ以前に、「文句を言う資格を自ら放棄した人」が文句を言うのは、筋違いでカッコ悪いと思います。なので、これは私にはとてもカッコ悪い文に映ります。


ところで、私は投票に行きました。行ったので文句と言うか要望を言います。

  1. ぜひ、不信任投票ができるようにして欲しいです。選ばれたと言うことを盾に取る政治家に対して、ダメ出しを食らわせたくてもできないのでは、制度的に不完全だと思うので。
  2. あと、最高裁判事の情報をもっと見やすく公開して欲しいです。現行サイトは見る側に不親切過ぎます。

日記に書くんじゃなくて、どっかに言えと? どこに言ったら良いのでしょうか・・・。

*1:義務として明記されているわけではないからですかね?