情報のコントロール権−誰にあるか−

個人情報保護法が成立したことにより、良くも悪くも個人情報が本人の手に返される余地が出たことが上げられる。*1例外や抜け道があり、一部の人間の悪用が予想されるとしても、「個人データの保有者のもの」という認識をまるっきり否定するものであることは、前進と捉えてよいだろう。

><

念のためモラルハザードも考慮しておくべきだろう。*2

(何らかの防衛策を講じてあるから)大丈夫だろうという油断が一番危険なのは、どんな場合でも変わらないだろう。

参考 プライバシーと法の限界
http://www.fine.bun.kyoto-u.ac.jp/tr1/03okuda2.html
参考 なぜプライバシーは重要なのか
http://www.fine.bun.kyoto-u.ac.jp/tr1/03matsunaga.html
参考 コンピュータマッチングは個人の権利にとり重大な脅威である
http://www.fine.bun.kyoto-u.ac.jp/tr1/03mukai.html
参考 プライバシー概念の多様性
http://www.fine.bun.kyoto-u.ac.jp/tr1/02tagaya1.html

*1:個人情報によって識別される特定の個人を本人とし、本人の了解を得る必要が明記されている。

*2:goo辞書見ると違うこと書いてあるけど、元の意味はこっち。