みずほ証券の件で追記

9日未明に至った、みずほ、東証それぞれの記者会見で、発注を誤った具体的な経過が明らかになった。

まず、みずほ証券は法人顧客から電話で「ジェイコム株1株を61万円で売って欲しい」との注文を受け、8日午前、コンピューター端末で発注したが、その際「61万株を1円で売り」と誤って入力。端末からは市場価格との隔たりを示す警告が出たことに気付いたものの、担当者はそのまま作業を続けた。この警告については「よく出るので慣れの中で結果的に無視してしまった」という。
http://www.asahi.com/business/update/1209/060.html

警告の意味がまるでなし。
でも、警告の出し方にもきっと問題があるんだと思う。

発行済み株式数を大幅に超える異常な注文に気づいた東証が、みずほに電話で連絡。みずほは、あわてて売り注文を取り消す注文を出した。
http://www.asahi.com/business/update/1209/060.html

ここがよくわからない。東証が気づいてみずほ証券に連絡した…? それからみずほ証券が動いたわけ?
↓こちらの記事と相違するような気がする。

みずほ証券東証によると、みずほ証券は、同日の取引開始直後、顧客の投資家から受託したジェイコム株の売買注文のコンピューターへの入力を誤り、「1株61万円で1株」の売り注文を出そうとして、「1株1円で61万株」の売り注文を出してしまい、誤入力を警告する画面の表示も無視した。直後の1分25秒後に誤りに気が付き、注文取り消しの指示を3回入力したが、作動しなかった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051208-00000015-yom-bus_all

注文取消しを3回試してダメだったあと、どうしたんだろう?

コンピューター上では、「1円」で出した売り注文の価格がストップ安となっていた市場価格「57万2000円」に自動更新されていたので、取り消し注文は「57万2000円」で出さなければならなかった。ところが、みずほ側がそれに気づかず、「1円」のまま取り消し注文を出したので、取り消しが効かなかった。このため誤発注の収拾策として買い注文を出し始めた。
http://www.asahi.com/business/update/1209/060.html

買い注文を出し始めた頃に東証から電話が来たのかなあ?
コンピュータ上で受け付けてくれないなら、東証に電話して緊急対応してもらうのが次にすることだと思うんだけど、どうもそういう流れではないように感じるんだよなあ。

東証には、異常な売買注文がきても、成立前にチェックする仕組みがない。「銘柄ごとに発行株式数を確認するとシステムに負荷がかかり過ぎる」との理由からだ。

東証は大規模なシステムの再構築をおこなうまでは見直しをしない方針。当面は、警告を見逃した証券会社側のチェック態勢の強化を促すことで対応する。
http://www.asahi.com/business/update/1209/060.html

誤操作を効果的に防止できる仕様じゃないってことだろうなあ。
信頼性の高いシステムを作るのは難しいと思うけど、これは工夫していれば防げたんじゃないかと思うなあ。

議事録の作成

議事録の目的を理解して作成する。
議事録の目的は記録と情報共有。

  1. 記録
    • 議題それぞれの目的と決定事項、できれば決定に至る過程が書かれているのが望ましい。--決定事項は5W1Hを含めて記述する。
  2. 情報共有
    • 情報共有の役割を果たせる内容であること。
    • 会議の主要な流れや決定事項を、参加者以外が理解できることが最低条件。

必ず結論を出す

会議を意味あるものにするためには、各議題について必ずなんらかの結論を出さなければならない。

結論の種類には以下のようなものがあるだろう。

  1. 了解(話はわかった、良い報告だった、悪い報告だった)
  2. 可決または否決(やる、やらない)
  3. 保留または再検討(判断できない、もっと情報が必要)

決定事項があれば、5W1Hを含めるよう注意する。

会議の進行についてのルール確認

【参加者のルール】

  • 会議の目的を充分理解しておくこと
  • 進行役の進行を妨げないこと



【進行役のルール】

  • 会議の目的を充分理解しておくこと
  • 会議の進行に集中し、自分の意見は極力言わないこと(絶対ではない)
  • 参加者全員が会議に参加し、意見を述べやすいよう配慮すること
  • 適宜それぞれの発言を要約し、発言者に確認すること
  • 論点の整理を心がけ、議論が脱線しないよう注意すること



【よりよくするためのルール】

  • できればタイムキーパー役を決め、参加者全員に時間配分を気にさせること
  • できれば書記を決め、会議の過程を記録すること
  • できれば進行役はメインスピーカーにならないこと